粗挽きニンニクマシマシ

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【殴打、その他の夢について】浅倉透

※ネタバレ感想(スクショ有)です












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→ここでいきなり殴られましたよね。そ、そ、そうくる~!?
以前のコミュでも浅倉が映画を観ているシーンは何度かありましたが、私がさほど映画作品を知らないこともあり、正直元ネタがあるのか無いのかもよく分からないまま読んでたのですけど、今回は……どう見ても……アレじゃん……。『ファイト・クラブ』じゃん……。
何よりも、具体的な映画作品をここまで分かりやすく提示されたことに対して驚いたというか。単なるスパイスとして某映画のネタを混ぜてきたのではなく、むしろ「今回は『ファイト・クラブ』の話です」とはっきり宣言された気がしたというか。元ネタの映画の暴力性も相俟って、これから起こることに対して期待と緊張がぐっと高まりました。


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→ここで浅倉に対して「なんで~?」って返せるのは市川雛菜だけ。樋口だったら先回りして「映画?」と言いそうだし、小糸は多分ぴぇぴぇしちゃう気がするけど、雛菜は浅倉の言葉をそのまま受け止めて、思ったことをそのまま返す。そのストレートな疑問が、浅倉に思いもよらない思考の契機を与えることが往々にしてありますね。


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→出場種目忘れることある!?笑


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→暴力に惹かれる浅倉透の話がしたい。浅倉の中に潜む「衝動」はずっと描かれてきたことですが、LPあたりから露骨に暴力に惹かれる描写が増えたような気がします。浅倉の中で衝動が膨らんできていることの表れ。衝動を解放するトリガーとしての暴力。


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→わりと突拍子もない呟きにすぐ「さっきの話~?」と察する雛菜すごい


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→ここの浅倉の息を呑むような声、めっっっちゃ良い。浅倉の声優さん(和久井優さん)本当にすごくないですか……。正直こんな変てこなシナリオで、こんな短い抽象的な独白で、この浅倉透という女にちゃんと等身大の命を吹き込む職人技……すごすぎるよ……。


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→えっ、なにこれ? とおひなのセックス見せられてる??
「うん。いい」「もっと」もえっちだけど、1枚目と2枚目のやり取りが刺さりすぎる……。雛菜はこの教室にいる自分自身を見ているかと聞きたいんだけど、浅倉はレンズの向こうにいる市川雛菜を見ている。だから本当は質問と答えが嚙み合っていないんですけど、ふたりとも別にそれでいいんですよ……。とおひな……。


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→ここの「来て、もっと」も、めっ…………ちゃくちゃ良い。息を殺した臨戦態勢の獣みたい……。このコミュ、浅倉透のASMRですか?


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→で、雛菜は笑ってるんですよ。ゾーンに入った浅倉に対して、普通にきょとんとする瞬間もあるけど、結局笑って受け入れてくれる。
この雛菜の……なんて言えばいいんですかね? 包容力、ともちょっと違う感じ……。TLでも言いましたけど、わからないことを無理にわかろうとしないところか、雛菜のいい意味での自己中心性が、浅倉にとってはすごくやりやすいんだろうと思います。


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→なんですかこれ? セックスですか?(2回目)
補足という名の言い訳をさせていただくと、殴り合いは広義のセックスだと個人的に思っていて、浅倉が自分たちの行為を「殴り合い」と認識しているのであれば、それはセックスでもあるのでは……と、連想してしまったんですけど……(尻すぼみ……)。
そして、行われていることの暴力性に対して、純粋に無邪気に楽しんでいるかのようなやり取り。このアンマッチさが背徳感を高めていてドキドキします。


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→浅倉がこの行為を「殴り合い」になぞらえた理由は少なくとも2つあると思います。1つはカメラのレンズというフィルターを通すことで、雛菜をスクリーンの中の登場人物のように錯覚したこと。それともう1つ、シャッターが明滅する瞬間を、殴られて視界が白くなる瞬間に重ねたのではないかなと。
シャッターが光る瞬間、撮る側も取られる側も一瞬目を焼かれる。殴る高揚と殴られる高揚は表裏一体であるということ。


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ツーカーで通じてるのか、樋口が面倒くさくなって適当に返事してるだけか分からないけど(後者な気がする……)、どちらにしても好きなとおまど。


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→浅倉がクラスメイトを「〇〇の席の人」で認識しているのいいな~~~~。いちいちモブの名前を出すわけにもいかないから、というメタ事情でこう表記してるだけかもしれないけど。
浅倉のプロフィールの特技が「人の顔を覚えること」なの、大好きなんですよ。逆に言えば名前はあまり覚えられないということ。でも顔は(その人の存在は)覚えてる……。そのあたりがこの台詞からも読み取れる気がして、ちょっと嬉しくなりました。


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→これは浅倉にカメラ役を任せた担任がわるいと思うよ(マジレス)


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→浅倉の担任、この感じで一人称が「私」なの、萌えるな……。



  • ここまで情緒がぐちゃぐちゃになったのは久しぶりかもしれないです。まず浅倉透が『ファイト・クラブ』を観たって前提がヤバい。殴り合いどころじゃない過激なシーンもありますけど、それも観たんだろうか。でも浅倉だから、後半はぶっちゃけ集中して観てなかった説もあるな……笑
  • カードタイトルの「殴打」は分かるけど「その他の夢」って何を指しているんでしょう? 1つ目のコミュで「夢から覚めるみたいに(殴り合う)」って言ってるんで、殴り合っていない時の精神状態を漠然と「夢」と言っている? 殴り合うことで夢から覚めて本当の自己を解放せよ、みたいなことなのかな。そう考えると海出の「本当の世界になる」みたいな独白とも通じるところがありそう。